英会話リスニング3つの学習法。

英会話のためのきほんの"き"、それがリスニング。
いくら読めようが書けようが、相手が言っていることを聞いて理解できなければ元も子もありません。
赤ちゃんの言語マスター法。
赤ちゃんが日本語をマスターする過程を思い浮かべてみましょう。
どんな赤ちゃんだっていきなり「読み」「書き」を学び始める子はいません。
ママのしゃべっていることを興味深く聞いて、まねしてしゃべってみて、
そして幼稚園に上がる頃には徐々に文字を書いたり読んだりし始めます。
最初は「聞く」ことしかできないのです。
どの英語スキルから磨いていく?
わたしは初心者がやるべき英語学習はまずリスニングから!と考えています。
まずここを抑えなければその後の発展はないとさえ思えます。
いくら試験でいい点とったって、会話ができないなんて・・・
それじゃ英語を学ぶ意味ってないですもんね。
そんなリスニング力を伸ばすためにあなたのやるべきことはたったの3つ。
LV.1 とにかくたくさん"聞くこと"。
リスニング力を向上させるには、とにかくたくさんの英会話を聞くことからはじまります。
英会話初心者が最低限必要なスキルを習得するためには、
やはりある程度まとまったインプット量が必要不可欠なためです。
聞き流すだけでは意味がない?
リスニングの学習方法については、多くの議論があります。
たとえば「聞き流すだけでは意味がない。」「集中した聞き取り(精聴)の方が有効。」
などなど、いろんな意見があります。
たしかに聞き流しのみの効果というのは多くはないでしょう。
運転中や読書中などの「ながら聞き」では、注意力が損なわれているので記憶に定着しづらい。
もっともです。
初心者にとってはそうでもない。
ただ、初心者に限って言えば、まずは英会話に耳を馴らさせることが何よりも優先すべき課題です。
そして「多聴がよいか、精聴がよいか」ということは次のステップでのおはなし。
リスニング力アップを"加速"させたい人にとっての議論です。
ある程度耳が慣れてきたら、「多聴+できるときに精聴」へ徐々にシフトしていくと良いでしょう。
LV.2 シャドーイングで体に英語を定着させる。
半信半疑で購入したリスニング教材。
だまされたと思って1〜2週間程続けてみると、ちょっとした変化があるのに気づくと思います。
効果を実感できるってうれしい。
なんとなく「しゃべっていることが聞き取れるようになってきた!」となるでしょう。
長い文章はさすがにムリですが、比較的短い文章ならば理解できるようになってきます。
私も最初にこの実感がでてきた時はうれしかったものです。
リスニング効率を加速させる。
そしてこの段階になると実践できる習得法が1つ増えます。
それはシャドウイング。
方法は簡単です。流れてきた英会話をそのまま口に出してしゃべってみる練習です。
リスニング教材では英語のあとに日本語が流れますから、まねしてしゃべってみると良いでしょう。
そうして1つづつしゃべれる英文を増やしていってください。
シャドーイングは優れた学習法で、ただの聞き流しよりも遥かに早いスピードで記憶に定着します。
ドライブ中などの「ながら聞き」だとなかなか教材に集中できませんが、
このシャドウイングを導入することで「精聴」へと徐々にシフトすることが可能です。
慣れてくると無意識のうちにシャドーイングを行っている自分に気づくはずです。
LV.3 "音読"でさらなる効果を実感。
リスニングの最終段階です。
教材に付いてくるテキストブックを広げ、CDを流し、音読する習慣をつけましょう。
ご存知のように寺子屋の勉強法です。
ふるきをたずねて、あたらしくをしる。まさに、温故知新。
「昔の人って文章書くのうまいなあ」と感じたことはありませんか?
彼らは本の内容を口に出して読むという、音読で勉強していました。
インプットと同時にアウトプットの練習もしていたため、文章が書けるのです。
観戦するだけでは野球は上手になりませんよね。
見聞きしたことを体現する"素振り"も、野球の上達には必要不可欠です。